新譜アルバム"missing"レコ発ライブ、無事終了いたしました。ご来場いただいた皆さま、ありがとうございました。
セットリスト
1. Triangle Struggle*
2. Nowadays*
3. Jump II*4. 192 III
MC(BGM: 日常)
5. A Midnight in Sapporo
6. Ambivalence*
7. Invincible II
ED.Missing Refrain(*初演)
前回に引き続きEggman Tokyo Eastさんでのソロライブ。MCBGMを除くすべての楽曲が新譜という濃い世界観になりました。いずれ他の奏者の方を招いた形でも実現したいところですが、それはまたの機会に。
濃い世界観で楽曲をシリアスに打ち出す割に、MCではついついふざけてWebアンケート用のQRコードを爆発させたりしてしまうわけですが。音楽面で息もつけない展開が続く分、MCでほっとしたい(してもらいたい)というのはありますね。和やかな雰囲気にしていただけて個人的にもありがたかったです。笑いの直後にしっとりとしたピアノソロに切り替えるのが大変でしたが。
さて、今回導入したWebアンケートで「特に良かった曲」を募りましたが、
- Jump II
- 192 III
- Ambivalence
が同率一位。
次点が
- Invincible II
となりました。
以下、各曲について少し書き足しておきます。
1. Triangle Struggle
アルバムでは真ん中に位置するミディアムな楽曲。硬質な世界観が気に入っています。私の楽曲で頻繁に登場するパラディドルのピアノ・リフですが、この曲にこそ合うだろうと惜しみなく多用しています。最後はエレクトリック・オルガンの音色に切り替えて演奏しましたが、ライブでは初めてだったかもしれません。
2. Nowadays
前曲の流れを引き継ぎ、オルガンとピアノを切り替えながらの演奏。アルバムでは唯一ピアノの無い曲で、「無私」と言いますか、一歩引いた市井の雰囲気がこれまたお気に入りなのですが、せっかくのライブですのでサビで即興的にピアノを入れました。次の曲へ切れ目なくつながります。
3. Jump II
かなり好評をいただきました。ミディアム・フュージョンチックなこの曲、スタイルがはっきりしていて性格が立っていることと、私の楽曲としてはそれが珍しいことが理由でしょうか。
4. 192 III
アルバムの中では比較的早い時期にできていたこともあり、私の中での思い入れは他の楽曲にどんどん追い越されていったのですが、いざライブで披露すると人気があるのは、このシリーズの強みなのかもしれません。
5. A Midnight in Sapporo
初出のシングルではピアノソロ、一回目のライブではシンセ等の装飾付きでお届けし、アルバムではシンセを抜いた控えめな装飾の準ピアノソロに落ち着いた楽曲ですが、今回のライブでは一番最初のピアノソロの形でお届けしました。映像付きのライブにしてからテンポに囚われない楽曲を設定したのは初めてでしたが、大きなズレも無かったようで安心しました。流れとしても、ここでピアノソロを入れることで落ち着くことができたかと思います。
6. Ambivalence
この曲が好評だったことも、ライブをやった意味があったと言える一因です。アルバムではピアノは控えめですが、どう考えても攻撃的な楽曲ですから、ライブで爆発しないわけにはいきません。es mollでの黒鍵叩きつけやグリッサンドは「光の塔」でもやりましたが、この曲だとより演奏効果が高かったかと思います。単にカオスを作るだけではなく、ビートが重要な箇所では冷静に爆発できたことは収穫です。
7. Invincible II
大曲の終曲。前曲の爆発から直ちに大物を弾くのは大変かとも思いましたが、慣れもあってかスムーズにつなげることができました。今のままでも演奏効果は高いですが、まだまだ成長する余地のある楽曲とも思っております。
ED. Missing Refrain
アルバムの標題曲でもあるMissing Refrain。12小節のフレーズを5回繰り返すだけの単純な楽曲だからこそ、エンドロールで流すと俄然厳かな雰囲気に包まれますね。この曲をもっとリフレインしてライブ演奏するようなステージも構想にはありますが、いよいよ通好みな世界観が極まりますので出し処が肝腎です。
アルバムはオンラインストア、iTunes Store等で取り扱っておりますので、まだお手持ちでない方は是非。
これでオリジナル楽曲は一区切りがつきました。今後の活動のついてはtwitterで随時発信していきますので、折を見てチェックしてみてくださいね。
補足:missing各曲への一言コメントをまとめたモーメント