4/24 "新譜"(楽譜+CD)『Sonata Positivo』(ソナタ・ポジティヴォ)
昨年の総括で、私は2022年はこれまでとは少し違ったアングル、異なるチャンネルからの音楽活動を加えたいと書きました。その第一弾が「楽譜」の制作。既存楽曲ではありますが大作のソナタについて1月から浄書を始め、なんとか春に楽譜+CDの形で成就。
というわけで、新譜(楽譜)です。誰得とも思いますが、ソナタの皮を被ったロック・ピアノの複雑なリズムがどのように書き表されているか。
— VUTTER (@VUTTER) 2022年4月16日
是非、新録音を聞きながら、紙面上で確かめてみてください。
#M3春#バター工房 pic.twitter.com/5SUQEQygzq
新録のピアノ演奏はいずみさん(@123s712)。
— VUTTER (@VUTTER) 2022年4月16日
時間に余裕がなく当初は楽譜のみと思っておりましたが、精確な技術であらゆる曲を弾きこなしてしまう<s>人外</s>達人たれば…とお願いしたところ、あっという間に仕上げてくださりました。脱帽。#M3春#バター工房
買ってくださった方からは、もう少し易しい楽曲も楽譜にしてほしいというようなお声も頂戴しました。今回は単曲譜でしたが、将来的には楽譜集のようなものも出したい気持ちがあります。
7/23 VUTTERリアル生放送第12回『サガフロ2枠』
2019年以来のリアル生放送。コロナ禍でリアルの場に出ていくのは難しい情勢が続いていますが、まずは一歩を踏み出すことができました。演目の決定をTwitterアンケートで行う受動的なスタートでしたが、曲を決めてストーリーをおさらいしていくなかで原作に込められた濃厚なシナリオと音楽を再認識。
従来のリアル生放送よりも上質な録音を行い、グランドピアノ内部のハンマー映像を伴うアーカイブ制作も行いました。音の編集も新機材を用い、制限も多いなかで上質な音をfixed mediaでお届けできたことは一定の成果かと思います。もちろん、その場でこそ味わえない空気の振動みたいなものがリアル生放送にはありますので、YouTube動画は料理を詰め込んだお弁当にすぎない部分もありますが。いずれにせよこの熱量のアレンジ演奏を、やはり定期的に打ち出していきたい。
サガフロ2楽曲アレンジのバックグランドや各曲の詳細は別記事(以下)にまとめていますので、併せてご参照ください。
10/30 新譜シングル『小フーガを伴うオスティナート・ロック』(Ostinato Rock …and Fughetta)
一聴してポップ・ロック系統のインストゥルメンタルですのでカジュアルに映るかもしれませんが、発端はどちらかというとクラシック的というか、特にバロック時代の様式に対する再考と自作曲への応用、を意識した部分が強い。聴き手にそれが伝わりにくくなった点は反省ですが、一方でこの形態においてやるべきことは実現できたとも感じています。
オンラインミニライブ
普段やっているピアノ配信とは別に、オリジナル楽曲をもう少し作り込んだ形態でお届けするオンラインミニライブ(YouTube Live)を2回行いました。
6/4 SOLID BLAST(ソリッド・ブラスト)
Super Chatを用いた投げ銭制という新しい領域に踏み出すまでの過程もなかなか手間取りましたが、オンラインならではの表現形態を打ち出すことで、ではリアルではどうするかという相互間影響というか、いろいろな知見を得ることができました。
11/19 CHAMBEROSTINATO(チェンバーオスティナート)
夏に得た新機材を援用して、映像と音の同期や、ピアノとバックトラック音の混ぜ方等、演奏面以外でのクオリティの底上げを行うことができました。時間の取りにくい11月に、オンラインミニライブならば出来るのではという案を試行したかったこともあります。小さな場ですが、また一つ歩を進めることができました。
まとめと展望
今年はリアルの場でオリジナルのライブを打てなかったのが心残りですが、リアル生放送、オンラインライブ、楽譜の販売と、中断していた活動の復活や新しい領域に踏み出せたのが収穫でした。
来年はオリジナルの活動について「アルバムを出したい」「リアルのライブをやりたい」という目標がありますが、オリジナル以外でも今年のサガフロ2枠に匹敵する熱量を何らかの形でアウトプットしたいと思っています。あとは心身ともに健康でありたい。
それでは皆さま、来年もよろしくお願いいたします。