liberty 2
    New Album "COMFORT 2" 2023/4/30 release


変拍子の曲

骨さん(id:suck_a_sage)が変拍子の曲について言及しておられたので、自分も便乗してパッと思いついたものを紹介してみます。近代クラシック辺りにも変拍子の曲は多いと思いますが、ビートがはっきりしている方が分かりやすいと思ったのでクラシック以外から選ぶことにしました。というかゲームとミュージカルしかないんですけど(お約束)。
一応拍子ごとに分けましたがこれは大体の分類で、曲の途中で普通の拍子に戻ったりするものもあります。リンク先は全てYouTube動画です。

5拍子

光田さんはやはり変拍子が多いですね。本人はよくライナーノートなどで「思いついたメロディが実は変拍子だった」と語っておられます。意識して変拍子にしたわけではないということですね。普段から変拍子を聴きまくっているとこういう境地になるのでしょう(笑)。

変拍子の中でも5拍子は比較的よく見られる方だと思いますが、こういうバラードで使われるのは珍しいのではないでしょうか。曲としてもマリアの歌う優しい部分とユダ(二番ではジーザス)の歌う激しい部分が巧く対比されています。

7拍子

個人的に好きな曲なのですぐに思い浮かびました。民族音楽系だと変拍子はより違和感なくはまる気がします。7拍子はこういう4+3拍子が多い気がします(カプースチンの8つのエチュード第4番は3+4拍子ですが)。

再びJCSより。アップテンポの曲で使うと畳み掛ける感じが出るというか、焦燥感のようなものを聴衆にを伝えるのに良い効果を発揮しますね。

11拍子

桜庭さんも変拍子の代名詞の一人ですが、この曲の場合は速すぎてもう何拍子なんだか意識しないと分かりません。3/4+5/8という拍子だと思いますが、6+5拍子とも取れるので11拍子に分類しました。まぁすぐに他の拍子に変わってしまうんですけど。

13拍子

3+3+3+4拍子で13拍子という謎の曲です(イントロと間奏のみ)。曲調自体はメルヘンチックなのでそんなに変な意識は働かないんですけどね。後半転調するところ(汽車を組み立てるシーン)はキャッツの中でも人気のあるシーンではないでしょうか。

拍子変動系

いわゆる逃走シーンの曲。基本的には5拍子ですが、6拍子が挿入されたり、普通の4拍子に戻ったかと思ったら7拍子が挿入されたりと目まぐるしくリズムの変わる曲です。これもプレーヤーを焦らせる演出が感じられますね。

これも6拍子・7拍子の交代や5拍子が見られる複合的な曲ですね。こちらは街の曲なので、今まで何度も耳に入ってきた普通の街のBGMとは違う異質な場所に来たということを暗に演出しているのでしょう。

とりあえずこんなところでしょうか。ここまで書いて自分自身が最近変拍子の曲を書いてないことに気づきました。僕の場合も変拍子の曲をそんなにたくさん聴いてきたわけではないので、何々拍子の曲を作ろうとか意識して書かないと出てこないのでしょう。ちょっとひねったものを作りたいときには候補として優先的に考えてみようかなぁなんて思いました。