daybreak
New Album "daybreak" 2017/4/30 release


チープな音で全体が良くなる

なかなか気力が起きず動き出せない日もあれば、突然やる気が出て一日打ち込み続けるような日もあり、順当に落差の激しいアルバム制作期を送っています。今日は幸いにも後者だったのですが。
先日のレコーディングの影響か否か、楽器使いの意識がまた一段と変わったように思います。生音にちょっと打ち込みを加えると、生音フルに比べて深みの出た曲があった。生音の使えないアルバムワークでも同じようなことは出来ないだろうか?良質な音源を使い尽くしたいところだけど、それだと一辺倒になってしまう。この曲はこの楽器を活かしたいから、サブの楽器は敢えて少しチープな音を使ってみてはどうか…
一部分をチープにすることで、全部を良質な音源で作るよりも良くなることがあるから不思議です。フルオーケストラなどよりも、ジャンルを融合させた曲の場合に特に多いかもしれません。こういった試みは今までにも何度かやってきましたが、以前に比べて見通しが良くなったように思います。エフェクトに関しても、ときに強烈なコーラスをかけた異質な音を使うことで単に上品なだけだった曲が独特の深みを帯びてきたり。こういったことはアレンジ中にふと思いつくことが多いので、本当に効果があるかを逐一吟味しながら取捨選択しているのですが…やる気に溢れた短時間の中で判断しないとなかなかモノに出来ないので大変です。アレンジという工程が楽しいながらも作曲と同等に体力を消耗する所以でしょうか。