daybreak
New Album "daybreak" 2017/4/30 release


2017年総括

  • Keita Kawabata Trio LIVE"Across the Bridge"


1月、映像とピアノトリオの融合をライブで試みました。初めての試みを少々詰め込みすぎた感もありますが、昨秋の新曲Across the Bridgeを軸にまとめたインストゥルメンタル楽曲群をライブ形態で打ち出せたことは、意義深い機会となったかと思います。

  • 新譜アルバム「daybreak」

4月、新譜アルバム発表。このアルバムが今までの作品と一線を画すのは、演奏を演奏家に委ね、私自身は全体を俯瞰する立場に身を置くことで総合的なクオリティを上げることに拘った点。To Childのエレピ以外は演奏していません。マスタアップ直前まで神経を尖らせて音のチェックを行い、直前に気付いた粗を取るためにプレスを急遽差し替える等…いろいろありましたが、かなり悔いの無い出来に仕上げることができました。
一方、ピアノ演奏を中心とする「私らしさ」が失われたと感じられたためか、古参の方からも批判的な意見を浴びたりしました。そこは今回のアルバムのコンセプト上、やむを得なかったと思います。こういう一面も知っていただきたいですし、そこを含めて評価していただけると有り難いですね。

主にオーケストラの楽曲について編曲を担当いたしました。秋の新譜がピアノの濃密な作品に向かっていた分、こちらの編曲は全くピアノを含まない方向で、今思えば丁度よいバランスが取れていたように思います。部分的な携わり方ではありましたが、大きな箱での音の鳴り方等、良い経験をさせていただきました。

  • 新譜シングル「Move II」

10月の新譜シングル。daybreakの後、次はまた自分の個性(アク)を出した作品に戻るだろうと感じていたけど、まさしくその通りとなった一作。メロディーやハーモニーの要素が私のピアノしか存在し無い、極めて濃密な川端音楽である一方、daybreakを経たことで総合的なクオリティ面でも一定の品質を得ることができたと思います。クセの強いピアノなのに、今までと比べてそこまで聞きにくくない作品になっているかと。

さて、来春のM3の申し込みをちょうど終えたところです。来年はどんな音楽を打ち出していきましょうか。ここ数年は音楽に対するリスペクトの薄い方々も周りに目に付くようになり、自分はそうなるまいと音楽に傾注してきましたが、一方でその「リスペクト」を過剰に意識しすぎていたかも、とも思います。私の好きなサッカーでも、相手をリスペクトしすぎると自分の持ち味を出せません。音楽におけるリスペクトというのが何を指すのかを表現するのは難しいですが、もう少し気楽に楽しむ(楽しんでもらう)音楽を時折取り入れていくことで、本来作りたい音楽の追求に関しても良い波及効果が得られるのではないかと感じています。

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それでは来年もよろしくお願いいたします。