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New Album "missing" 2018/10/28 release


M3-2020春欠席による財政的損失

新型コロナウイルスの猛威収まる気配の見えないなか、皆さま精神的にも擦り切れる日々をお過ごしかと思います。

私もテレワークには程遠い職場に身を置いており、都心とは逆方向への出勤なのがまだ救いながらも、不安な日々を過ごしています。

さて、そこまで猛威が顕在化していなかった3月初頭に予定されていたM3-2020春即売会は、M3準備会の皆さまを中心に多大な努力をもって敢行されました。

しかし、私は来場される方のリスク(自身のリスクもあります)を鑑み、当日は欠席させていただくことにしました。

苦渋の決断でした。私は兼業音楽家ですから、ただちに生活面に大きな影響が出るわけではありません。しかし、私は音楽活動費は音楽活動の財布以外からは極力入金しないように資金繰りをしています。奏者の謝礼や自身の収録のスタジオ代、シングル資材にいたるまで、普段の仕事で稼いだお金は使えないのです。(いや使おうと思えば使えますけど、それだと趣味になってしまいますからね)

今回も奏者の方の手配等でコストがかかっていますが、売上は即売会があったと仮定した場合の10分の1に満ちません。単純に大きな赤字となり、必然的に次回作以降の活動にダメージが残ります。

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今回の新譜シングル「SOLID BLAST」は、今後のライブや次回以降のM3でも準新譜のような扱いで販売を行う予定でいます。しかし、それらのイベントも行われるか不透明な情勢になってきています。厳しい状況が続きますが、過去の蓄積もあり、幸いすぐにも音楽活動が破綻するわけではありません。

守りの姿勢は好きではありませんが、かといって何も考えず攻めるだけでは難しい局面に来ています。たとえば奏者を伴わないelementscapesのような楽曲だと比較的コストが抑えられます。広告費も打てず集客を見込めないライブをやるよりは配信形式の方が効率が良いかもしれません。余裕のある時期には思いつかないような発想から、面白いスタイルの音楽につながるかもしれません。

自分が何を打ち出したいのかと相談しながら、今後を探っていきたいところです。

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珍しく金銭面について書きましたが、本当を言えば精神面…つまり「心血を注いで作り上げた新譜をホットな状態でお届けできないこと」が何より残念でした。

ヴァイオリンのNaoki Matsubara氏が超難譜面と闘いながら野武士のような音を奏でてくださったこと。ドラムスのShin Miura氏が変拍子と闘いながら嬉々としてスネアの手元アップ映像を送りつけてくださったこと。消え入りそうな曲的情報量過多の2曲目が、自粛ムードの今にぴったりの清らかなピアノソロに仕上がったこと。

ホットに共有したかった話題がてんこ盛りです。しかし、間違いなく冷めても美味しい演奏たちですから、また表に出られる機会が来たときに、もう一度ピックアップしていきたいですね。