liberty 2
    New Album "COMFORT 2" 2023/4/30 release


VUTTERリアル生放送第6回@大阪 終了

こちらも年明け前に書くはずだったのですが、ようやく更新。昨年12/20に行ったリアル生放送第6回(OMC大阪グランドピアノスタジオ)の終了報告です。


  • 参加者:13名(VUTTER含む)
  • 参加料金:9,000円÷13名≒1人あたり700円
  • 演奏時間:1枠30分×3枠
  • その他:イベント後に懇親飲み会あり(なんば・自由参加)

初の大阪遠征となりました。当日はすごい雨でしたが、足下の悪いなか事前登録いただいた皆さま全員が来てくださって胸を撫で下ろしました。この場を借りて御礼申し上げます。
いつものように事前にお一人一曲リクエストを書いていただき、それに沿って進めていきましたが、今回は少し人数がコンパクトだったので、リクエスト消費中も自分の弾きたい曲を混ぜさせていただき、一層楽しく有機的な演奏ができました。加えて3枠目はほぼフリー枠(挙手リクエスト制)にすることができたので、内容は今までで一番充実していたかもしれません。遠征のような限定された機会に対して相応しい内容だったともいえるでしょうか。

曲目

1枠目

FF8率高いですね(笑)。Compression of Timeはゲーム終盤の限られたシーンでしか流れないマイナーな楽曲で、私もゲームプレイやサントラ聞き込みを通してもそこまで印象に残っていたわけではなかったのですが、最近じわじわと好きになってきた曲です。即興で弾く上で、(自分にとって)アレンジやミックスがしやすい曲なのかもしれません。

Silence and Motionは原曲が効果音だらけの突飛な曲なので、ピアノでどう弾くかは難しいところがありますが、その分挑戦しがいがあったというところでしょうか。最後の突然テンポが2倍になる箇所は、その突然さをいかに表すかに念頭を置いてみました。独特の世界観があって個人的にも好きな曲です。


2枠目

帝国華撃団については、自分が打ち込みを始めた中学時代に友人(耳コピの師匠)から課題曲として与えられた曲だったので、うろ覚えながらも弾くことができました。思えば各種楽器の特性やバンドの楽器編成、ドラムスを構成する音の種類について何も知らなかった自分にいろいろ教えてくれたのが彼で、あれなくして今の自分はなかったといっても過言ではないかもしれません。
途中のFF7メインテーマからの流れは、時間に余裕があるのをいいことに完全に自分の好みで押し切ってしまったところなのですが、非常に楽しく演奏ができました。自分だけが楽しんでしまってはいけないのですが、その分演奏も随分熱のこもったものになっていた気がします。それが客観視しても良いものなのかは、後で記録映像で確認してみようと思います。
天体観測はフル尺弾きましたが、さすがにご存知の方が多いためか流れに関係なく好評をいただきました。ポップスの曲の展開を考えると、1番と2番でもう少し盛り上げにメリハリを付けるべきだったように思います。

3枠目

最初のMissgestalt(最初からMissgestalt)以降は挙手リクエストタイム。キングクルールの船とノーマルバトルは私からのリクエストだったと思います。
ビサイド島はピアノコレクションやリマスターアレンジですっかり美しい曲として認知されていますが、私にとってはオリジナルアレンジの記憶が強く、南国のような風景にマッチしたエキゾチックで野趣のある音使いをどうしても再現したくなってしまうのです。低音はダッダッダッ、というピアノが定期的に入り、裏でシンセの和音が刻む。結構忙しい動きをするんですよね。そして、最後にメインメロディーを白玉のふわっとした和音の中で美しく響かせてこそ、浜渦さん曲の王道の展開だと思うのですが!(…この辺にしておきます)

最後のいつか終わる夢〜Themaの流れについては、実は第5回リアル生放送のエンディングと全く同じなのでした!感動の2曲のミックスで確かにラストに相応しいのですが、オンラインの生放送でもしばしば行うエンディングのテンプレートとなりつつあるので、あまり乱用しないようにしたいですね!

最後に

リアル生放送はニコニコ生放送でオンラインで行っているような奏者と観衆の応酬をリアルの場に下ろすものとして始めました。演目的にはやはりリクエストいただいたものを弾く、というのが大事で、これなくしては普通の演奏会になってしまいます。もちろんそういった演奏会もゆくゆくはやってみたいと思っているのですが、それとは別に、この「応酬のある場」は残していきたいですね。
リクエスト形式をとる以上、前々の終了報告で述べていたような「もう少し大きな会場で」という案とは相反してしまいます。そもそも大きい場というのはそれだけで応酬には不向きですし、それは演奏会方向で検討すべき事項であって、リアル生放送は高々20名程のキャパシティが理想なのかな、というように感じました。

演奏会とは違う独自の形態のため皆さまには毎回ご理解いただく手間を取らせてしまい恐縮なのですが、おかげさまで何度かご来場いただいている方もいらっしゃり、場を成長させていただいたな、と思っております。感謝いたします!引き続き楽しい会になるように考えてまいりますので、よければ今後ともご賛同いただけますと、大変幸いに存じます。どうぞ宜しくお願い申し上げます!