liberty 2
    New Album "COMFORT 2" 2023/4/30 release


ASKA新譜

SCRAMBLE(Blu-ray Disc付)

SCRAMBLE(Blu-ray Disc付)

  • アーティスト: ASKA,Goro Matsui,Taisuke Sawachika,Tomoji Sogawa,Jun Asahi,Tsutomu Murata,Manaboo Ogasawara
  • 出版社/メーカー: ユニバーサル シグマ
  • 発売日: 2012/10/17
  • メディア: CD
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上の話題と関連させるわけではないですが、ASKAの7年ぶりのオリジナル・アルバムが出ましたので購入しました。昔の記事で「UNI-VERSE」を中心としたアルバムが出る日を待ち望んでいると書きましたが、遂にそのときが来たわけですね。あのときほどの熱狂からは少し引いたこともあり、思っていたよりずっと冷静に新曲の数々を聴くことが出来ています。同記事でアンコールの新曲はアルバム中盤の盛り上げ役と予想しておりましたが、「僕の来た道」のタイトルで堂々のトリ曲収録でございました!
「UNI-VERSE」「いろんな人が歌ってきたように」「朝をありがとう」「L&R」までは一気に聴けてしまう推進力を感じます。シンボリックなのはやはり「UNI-VERSE」ですが、この楽曲の持つ力に拮抗するだけのものが二曲目にどっしりと配されているところが、長い年月を懸けただけはあるなと感じました。「朝をありがとう」はタイトルが印象的でライブでの披露の話から曲名だけ知っていましたが、こんなにノリの良いポップだとは思わず嬉しい驚きでした。三曲目にこういうのが来るというのは前のセルフカバー『君の知らない君の歌』を彷彿とさせますね。標題曲の「SCRAMBLE」は昨今の昭和歌謡カバーの流れを感じさせますが、昭和歌謡にはそんなに思い入れの無い僕にとってもこの曲は独特の魅力があって何度も聴いてしまっています。サビ終わりの「やけに…」の歌い方が良いな、と思ってたらチャゲアスレビューでお馴染み(?)のせきさんも同じことを書かれていて何だか嬉しくなりました。

孤独より寂しいだけの ひとりの今がいい
だけど今日は やけに泣きたくて
やけに…

「歌の中には不自由がない」「あなたが泣くことはない」の二連シングルを経て登場する「水ゆるく流れ」も独特な魅力を持っていて惹きつけられます。サビの耽美的な、でも我の強すぎないメロディーが好きです。古典的な歌の魅力のようなものを体現してると思うのですが、『SCENE III』のときよりずっと聴きやすくなっていると思います。そしてトリ曲の「僕の来た道」になるわけですが、歌い出しから

たっぷりと寝た朝は元気
からだ中にフルーツがいっぱい

うーん、参りました(笑)。自分の中では無意識に過ぎていくであろうささやかな幸せの瞬間だと思うんですが、こうやってちゃんと切り取れるといいな、なんて思ってしまいます。
ASKAのレビューしていくと結局は詞の話になってしまいますね!