liberty 2
    New Album "COMFORT 2" 2023/4/30 release


最近買ったCD

アルバムを制作してる最中は自分の曲に集中するべく他の人の曲をほとんど聴かなくなります。で、制作が明けると火がついたようにCDを買ってしまうというのがいつもの流れなのです(去年の例)。

ビョーク/バイオフィリア

バイオフィリア

バイオフィリア

ビョークは友人に借りてばかりだったので、買うのはこれが初めてでしたが…今までで一番好きかもしれません。実は僕自身ビョークの声はそんなに好きというわけではなく、トータル面の個性に惹かれて聞き続けてる程度なのですが、このアルバムは個性的でありながらもシンプル。声がすごく活きています。かといって声ばかりだった「メダラ」ほどのクセは無く、非常に聴き心地が良い。アコースティックな楽器もアナログ感のあるシンセサイザーニンテンドーDSで出した音も使われているとか)も、どれも暖かくて気持ち良い。一方でときどき狂ったようなリズム・トラックが入ってくるパンクさも持ち合わせており、従来のファンを裏切りません(いや裏切ってる?笑)。この辺りはリードシングルの「Crystalline」で32連打バスドラとかを聴いて面食らった時点で分かってはいたのですが。ともかく、フェヴァリットになりそうな予感がしました。
個人的には冬の香りがする「Virus」や、FF7炭坑の街FF9クレイラの幹」で聴かれたような素朴な音使いが胸に染み渡る「Mutual Core」「Sacrifice」などが気に入りましたが、ここでは特に優しいメロディーが印象的だった「Cosmogony」を紹介しておきます。
D
Dancer in the Darkの「New World」を好きだった人辺りは特に惹かれるものがあるのではないでしょうか。

mouse on the keys/an anxious object

an anxious object

an anxious object

下記動画で見つけて気になり購入。ピアノインストということで参考になるものがあるだろうとの目論見がありました。生ドラムス等のアンビエンスは確かに魅力的ですが、自分が全く同じものを目指しては二番煎じになるだけですから、どこを参考にし、どこを捨てていくのか…生音をどれくらい入れれば陳腐にならない範囲でレベルアップでき、打ち込みをどれくらい入れればチープにならない程度に個性を出せるのか…。じっくり聴き込みつつ考えていきたいと思います。過去にはカプースチンのトッカティーナをカバーしたり(スローテンポですが)、スクエニのコンピレーション・アルバムにFF8「The Extreme」で参加したりしているようです。

ZABADAK/IKON

IKON~遠い旅の記憶~

IKON~遠い旅の記憶~

ブックオフで中古が入荷していたので購入。「DEIR PAIDER」が好きでiTunesで単品購入したりしてました。そんなわけで長い間知っていながら手元に無かったアルバム。中期ZABADAKが90年代のエスニカルな音に回帰して作った作品ということで、クロノクロスに吉良さんが参加したときの光田さんサイト内インタビューでもオススメとして紹介されていたと思います。あれ、そう考えると足かけ10年での購入ということに…元々購買意欲が湧くまで時間が掛かりすぎるタチなのですが、今回のは特に極端な例ですね。
「DEIR PAIDER」は現在はZABADAK正規メンバーとなった小峰さんボーカルの曲ですが、アルバム全体としてはインストゥルメンタルも多く、一曲目の「PACO」でマリンバが入ってきたりすると…久しぶりにこの種のワクワクを感じたというか、まだまだこういう曲も好きなんだな、と気づかされます。自分の音楽スタイルに悩みながら聴く身としては、逆にmouse on the keysよりもストレートに受容できる分すごく楽しんで聴けている印象。どちらを吸収するのも今の自分には必要なのかもしれません。