VUTTERリアル生放送第10回 終了報告
VUTTERリアル生放送第10回(スタジオ1619・)無事終了いたしました。ご来場いただいた皆さま、ありがとうございました。
今回のリアル生放送では、新たな試みとしてFF9枠と銘打ち、最初の二枠は完全VUTTER選曲のFF9楽曲演奏、最後の1枠のみ通常通りのリクエスト枠としました。
その要因は、前回の第9回で、終盤のフリータイムに自分の弾きたい曲(あらかじめ用意してきた曲)を入れたところ、割合好評だったこと。また、ちょうど年末年始にかけてFF9をプレイし直していたこともあり、ここまで演奏動画に取り上げた楽曲がそこまで多くないFF9のサウンドトラックと向き合ってみたくなったこと。
結果的に、思い入れの強い方が集まり、また私も時間をかけて準備をし、一層ホットなテンションを保ったまま演奏ができたこともあり、濃厚かつ達成度の高いイベントに仕上がったと思います。
・参加者:12名(VUTTER含む)
・参加料金:6,000円÷12名≒1人あたり500円
・演奏時間:1枠30分×3枠
・その他:イベント後に懇親飲み会あり(江古田・自由参加)
リアル生放送は利益を目的とせず、継続性のために奏者含めた分担徴収とする形を取っています。皆で費用を出し合って公民館のスタジオを取って集まる、サークルや仲間内の発表会のようなイメージが一番近いですね。
FF9枠
抜粋して演奏動画にアップしましたので、是非ご覧ください。また、Twitterのモーメントにも動画のプレビューとコメントをまとめています。
・嵐に消された記憶~バトル1~アレクサンドリアの空
— VUTTER@3/1新譜発売 (@VUTTER) 2019年3月24日
オープニング・ムービー、バクー戦、タイトル・ムービー。このバトルを挟む始まり方、良いですよね。FF9のムービー曲はサントラプラスに入っているものが多いですが、主要なものはちゃんとオリジナルに収録されています。
・決行~姫をさがして
— VUTTER@3/1新譜発売 (@VUTTER) 2019年3月24日
アレクサンドリア城内で流れるバロック調の曲。場面の割に落ち着いた曲なのが妙に好きで、子どもの頃から好んでよく弾いていました。後半は「君の小鳥に…」関連の旋律がたくさん聞けます。
・ざわめく森~あの日の記憶~バトル2
— VUTTER@3/1新譜発売 (@VUTTER) 2019年3月24日
ざわめく森は本当に好きな曲。ザ・植松さんダンジョン楽曲かつ神秘的な曲調、そして後半の盛り上がりがたまりません。バトル2はどこに入れようか悩みましたが、最初に聞けるのが魔の森ということもありここに組み込みました。
・走れ!
— VUTTER@3/1新譜発売 (@VUTTER) 2019年3月24日
アップテンポの変拍子曲で昔から好きでしたがちゃんと弾いたことがなかったので、今回しっかり向き合って練習しました。一曲のなかにいろいろな性格があって、弾けるようになる過程が殊更楽しかったです。
・氷の洞窟
— VUTTER@3/1新譜発売 (@VUTTER) 2019年3月24日
あの丘を越えてで皆さんが良い気持ちになったところを正面から叩き割りに行きました。およそ氷の洞窟らしからぬオーケストラ・ヒットやらをピアノで再現するのは面白いです。
・ブルメシア王国~迷いの剣~襲撃
— VUTTER@3/1新譜発売 (@VUTTER) 2019年3月24日
フライヤのテーマ(ギザマルークの洞窟)を弾く機会が多かったのですが、むしろゲーム中で聞くのが辛い方を取り上げました。悲壮感がすごく、最初の枠から早くも深刻でしたね。迷いの剣は、ローズ・オブ・メイよりもベアトリクスの心根が出ている感じがします。
・山吹く里 コンデヤ・パタ
— VUTTER@3/1新譜発売 (@VUTTER) 2019年3月24日
ゲーム中は暖かな陽光と鳥の声も相まって大層眠くなる曲ですが、演奏でもそれを体現しに行きました。前半の野趣も良いですが後半のちょっと寂しげな(より眠くなる)ところが好きです。
・飛空艇ヒルダガルデ
— VUTTER@3/1新譜発売 (@VUTTER) 2019年3月24日
・悪霧ふたたび
ヒルダガルデの曲は、実は初めて弾きました。転調しながら盛り上がっていく旋律がやはり爽快。この機会に向き合えて良かった。後者はあまり好んで聞かない曲だと思うんですが…後半の展開等、実は良い曲だな、と。ゲームをやって気付かされた部分を確かめに。
・テラ~魂無き村 ブラン・バル~独りじゃない
— VUTTER@3/1新譜発売 (@VUTTER) 2019年3月24日
両端の曲は既に動画にしていますが、テラの流れを組むブラン・バルを取り上げたのがポイントです。実際に弾いてみると、楽曲に込められたストーリー上の重みが見えてきて、思わず熱が入りました。
・とどかぬ想い
— VUTTER@3/1新譜発売 (@VUTTER) 2019年3月24日
あのアレクサンドリアで聞けるときの何とも言えない感情は筆舌に尽くし難く。エンディングの後に弾く明快な根拠は無いのですが、ジタンのテーマですし、あながち不釣り合いでもないかと。植松さんのアルバム「まほろば」でも終曲でしたよね。
アンケートの集計結果のなかでは、名だたる曲のなかで好位置に入った「ブラン・バル」の健闘が光ります。もちろんもう一回やれば違う結果になるとは思うのですが、こういうあまり陽の当たらない曲でも好きな人がいる(あるいは、取り上げたことで思い出す/好きになる)ことが分かるのは、リアル生放送の醍醐味といえます。
リクエスト枠
・Todesengel(サガフロ2)
・スカボロー・フェア
・ザナルカンドにて(FF10)
・決戦(FF6)
・閃光(FF13)
・Fisherman's Horizon(FF8)
・ローズ・オブ・メイ(FF9)
・決戦(FF5)
・The Extreme(FF8)
すごいバトル曲率です。体力的にはタフなものがありますが、やはりバトル曲は弾いていて楽しいのも事実ですね。ラストバトルに始まりラストバトルに終わるというのも、なかなか。
あらかじめFF9枠で選外になったことを公言していた「ローズ・オブ・メイ」が含まれています。ブルメシアの流れで「迷いの剣」を取り上げており、ここに同曲のモティーフが含まれているから、という理由が大きいですが、再プレイ直後の心境としては…。ベアトリクスの、エンディングのハッピーエンドへ向かう前に確かに存在していた、殺戮に身を投じていたときの圧倒的な存在感、クレイラ近辺での葛藤、ならびにミスリルソードがどうやっても盗めなかった思い出…等に目が向いたのかもしれません。
最後に
昔と違って良質かつ規模の大きなゲーム音楽アレンジが氾濫している中で、あえて私の小さな演奏会に足を運んでいただけたこと、嬉しく思います。世の中に溢れているからこそ、自分に出来ることは何か、を模索する今日この頃です。
間近で生のピアノを通して楽曲の良さを共有する、という体験に価値を感じていただけたのなら、私にとってもまたこの場を作り、表に出ていこうという気持ちにさせられます。今回狙いを持ってプログラムを組んだことで演奏動画の記録も残りましたので、この会の空気感が広く伝わり長く愛されることを祈っております。そして、皆さまも私と同じように(再)プレイをされてみてはいかがでしょうか。
リアル生放送終わりました!ご来場ありがとうございました。
— VUTTER@3/1新譜発売 (@VUTTER) 2019年3月23日
築地の会議室から始まった濃い集まりもここまで続くとは思いませんでした。この濃さを無くさないように続けていきたく思います。