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daybreak
New Album "daybreak" 2017/4/30 release


6/20プレイング浜渦第三回演奏会 出演しました

浜渦正志さんのファンにより構成される「プレイング浜渦」主催の第三回演奏会に出演させていただきました。

  • N-Chart

自分のソロ演奏曲として選曲したのが、IMERUATの2ndアルバム『Propelled Life』収録の「N-Chart」。どちらかというとマニアックな選曲ですが、自分の好きな曲を思い切り提示したい、付随音楽ではない純音楽も弾いてみたい、最近の浜渦さんの楽曲を広めたい、等々の理由から選びました。

この曲を好きになったのはアルバムからではなく、2012年7月の吉祥寺ライブでの初演時から。ダークかつパワフルな曲調、そして竹本一匹さんの荒れ狂うパーカッション・ワークを中心とした激しいパフォーマンス。一気に惹き込まれました。決してピアノに合うタイプの曲だとは思いませんが、好きになってしまったらどうにも再現したくなる私の性。既に動画として上げており(録画に失敗して音のみですが)、ある意味モチベーションはそのとき既にMAXを迎えていたともいえますが、継続的に広めたい楽曲でもあるので、迷わずチョイス。

ピアノ一本で再現するにあたっては、サビの爆発感を強調するため、逆にそれ以外の場所は抑えめにして静と動(弱と強)の対比を出すこと、そしてその爆発を高めるため、ある種の暴力性、パンクさをも取り入れること。生放送の演奏など電子ピアノを使えるときは両肘でのグリッサンドなどやりたい放題やっていましたが、リハ時にグランドピアノでは困難と判断、もう少し現実的な手法にシフトしました。

あと原曲で終始G#音で鳴っている警報のようなビープ音を取り入れたアレンジにしているのですが、あの音は小さめに機械的に奏されるべきであり、感情に流されて強打したりしてはいけないのですが、やはり抑制することはできませんでした。それはそれでこの曲の爆発性が高まって悪くはないのかもしれませんが。

  • バトルテーマEX(ver.ばたもえ)

かなもえさん(@kana_moe)にお誘いいただき、ピアノと鍵盤ハーモニカのデュオでアンリミテッド:サガの名曲を演奏させていただきました。

ある種バトルとは思えない流麗さを出しつつ、でもしっかりバトルする、というのがテーマでした。都合2ループ演奏する上で後半を「暴れコーラス」と命名し、より不確定性を高くかつ熱の込もった演奏にすることで一致しました。私は即興、かなもえさんはご自分でのアレンジをベースに即興も取り入れる形態。ここである程度かっちり決め打っていただいたおかげで、悪い意味でのフリーダムに陥ることなくセッションを仕上げることができたように思います。原曲の良さと皆さまの反応の良さも相まって、本番まで楽しく演奏することができました。

鍵盤ハーモニカの音はアコーディオンバンドネオンに通じるものがあるためか、フラメンゴのような血沸き肉踊るようなエッセンスを加味してくれるのを再認しました。サガフロンティア2でいうところのFeldschlacht IVにまつわる楽曲群にも同じことがいえますね。

  • Encore: Mißgestalt

光栄なことに前回に引き続きアンコールを担当させていただくことになり、王道かつ盛り上がる曲として他の楽曲とのバランスも加味すると自然にこの曲が選曲されたのですが、何度も弾いている曲だったので、逆にどう料理するか直前になって迷いが生じました。第1回、第2回と演奏の筆頭候補に上がっていた曲ですし、そのときに弾いていたアレンジもありましたが、今回までの間にリアレンジする機会もありましたし、いろいろと感覚が変わっていました。

本番前に再びゲームの流れを追い直して、ふと入れたくなったのが「Festung」の旋律。エーデルリッターのシナリオで流れる曲で、少々分かりにくいミックスなのは承知していましたが、リアレンジの足がかりとして取り入れてみました。彼らとエッグとに関連性を見出したかったのかどうかは、自分でもよく分からないのですが。中盤のほか、コーダでも部分的に旋律を用いています。ところでこれもアコーディオンによるある種の熱っぽさを孕んだ楽曲だと、個人的には思っております。

アンコールとしてお呼びいただくタイミングで時間的にそこまで余裕がないわけではなかったので、イントロには最終戦闘シーンの導入であるNachtigallの一節も入れさせていただきました。それでもあまり引き伸ばすのも、と少し演奏は急ぎ気味になっていたかもしれません。また、二回目のサビ入りから前回選曲したTodesengelを挿入しました。これも直前に思いついた案で、今回はそういうのがあまりに多かったというか、綱渡り感がすごかったのですけど。結果的に好評だったようで良かったのですが。最後のサビでは原曲→以前アレンジした際の即興的パッセージ→原曲での即興的パッセージ→原曲、と、これでもか、と聴き所を引き伸ばし、ラストはベタな決め(アンコールではきっとこの方が効果的)で曲を閉じました。

第1回、第2回のときに画策していたのとは全然違う形のアレンジになったのが面白かった。同じ曲への思い入れでも、時間とともに変化するものだなと感じました。最初のサビが少し静か目だったり、爆発したくても体がついていかなくて体力が落ちたのかな、と思う面もなくはないですが、それならそこを活かして、対比の利いた構成を組めばよいのかな、と。プラスに捉えたいと思います。いずれにしても、このような貴重な機会を与えてくださった皆さまに感謝です。