読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

elementscapes
        最新アルバム「elementscapes」2015/4/26 release

2010年総括

長く濃密な一年でした。大学院の二年間より入職後の九ヶ月の方が長かったかのような。音楽的に動いた量は今までより減りましたが、その割には少なからざる成果を残せたように思います。思いたい。少ない時間で濃く動けることがこれからも重要なのです。

映画音楽

年明け後は映画音楽のプロダクションで、珍しくアンビエントな音楽を数点作っていました。結局この話は流れてしまったので、音楽はお披露目できずじまい。単発で打ち出すにはあまりに独自色の強すぎるサウンドなので、どこか別の舞台で昇華できる機会があればいいなと思います。
あとは以前『夢の島』でお世話になった監督さんからお話をもらってちょっとした映像音楽の制作もやりました。またいつか映画でご一緒できるときのために、BGM的な音楽制作の感覚は常に養っていかなくてはなりません。

ゲーム音楽

元々僕の作る音楽をBGM的たらしめている要素として、幼少期から現在に至るまでの膨大なゲーム音楽の受容があります。その面でゲーム音楽の制作に関わり始めたのは自分にとってラッキーなことでした。ファンタジーな世界観も好きな自分にとって、当面楽しんで打ち込めそうな企画です。
このゲームに限って言えば、BGM的なだけでなく、ドット絵の世界を引っ張ってゆくくらいの主張も大事だと思っています。映画音楽とは異なる往年のゲーム音楽の魅力はそこにあったわけですからね。そういう意味では自分が受容してきたゲーム音楽に近いものをプロダクションできているのかもしれません。

ミュージカル

3月のミュージカルでは、歌モノの作曲とプロデュース的な観点から学ぶべきことが多くありました。その人が何が得意であるのか、自分にない何を補ってくれるのか、そういった面を考える能力を培えたと思っています。歌モノについてはちょっと前に書きましたが、今はどちらかというとファンタジー寄りな世界観で何か作れないかと画策しています。こちらは少し先の話になりそうですが。

演奏動画

ニコニコでの演奏ではランキング入りや百科などいろいろと面白い潮流を見ることができました。自分の演奏が盛り上がっていく様子を見るのが楽しかったのはもちろんですが、何より多くの方に聴いてもらえる土台ができたことを感謝したいですね。相変わらず即興演奏が多くなるとは思いますが、少しでも多くの方の琴線に触れられるような演奏を心がけたいと思っています。

アルバム『MOVE』とライブ

アルバム完成の一、二ヶ月後というのは往々にして「ここをああすれば良かった」みたいなことが頭をもたげがちで、今も類に違わずそういう状態なのですが(笑)、それにしてもこの作品を改めて振り返ってみると…良く作れたな、と思います。曲数こそ今までより少なめですが、完全な新曲のみで構成したのは初めてですし、ここまで多くのピアノ・レコーディングを取り入れたこともありませんでした。自分の音楽が消えてゆかないように、その抵抗心をもってして実現できたのだと今になって感じています。「Aim Toward」は今聴くと粗も多いですが、思いの丈は存分に詰まっているなと。もう一つ、年の最後に急に演奏活動を始めました。自分にとっては大きなことです。もとより作曲がメインなので、本当は自分の演奏を主張したくないような気持ちもあります。ニコニコの演奏でも触れている通り、本当はもっと上手く弾きたいし、練習時間も取りたい。しかしその時間は作曲に回したい。それだけの気持ちなら今までのように演奏はニコニコで止めておいて封印し続けるのですが、演奏に魅力を感じてくれる人がいるならば話は別。「下手なりの良さがある」というご意見もいただきました。「下手なりの良さ」でどこまで行けるのかを追求してみたくなりました。2011年はライブ活動を続けることと、実はライブに相応しいピアノ曲が決して多くはないのでそのための作曲をしたいと思っています。そうした曲、ゲームの曲、歌モノの曲…新しく生まれてくるものを少し並べてみて、そこから次のアルバムのことも考えていきたいと思っています。
それでは、2011年も宜しくお願いいたします。