インストゥルメンタル・アルバム
僕はインストゥルメンタルの音楽を作っているわけですが、長い間聴いてきて下地となっているのはゲームや映画・ドラマ等のサウンドトラック盤、もしくはそのアレンジ・アルバム。世界観に付随するものとして成立するのがサントラ盤であって、アレンジ・アルバムもその世界観を自身の一助としているのが確かなところでしょう。純音楽としてのインストゥルメンタル・アルバムとして聴いてきたのはクラシックだけで、現代のものをほとんど聴いてこなかった自分に最近気づきました。先のELPのようなプログレッシブ・ロックの受容がその先駆けだったので、もっとニューエイジ辺りにも枠を広げてインストなりの世界観の固め方をじっくり学んでいきたいと思っています。
そんなことを考えるくらい自分の音楽が分からなくなってきているのです。一区切り付いた後というのはこういう感覚に陥るものなのかもしれません…光田さんの『アン・キニュント』*1のライナーノーツに近いものを感じました。