Decade / ZABADAK

Decade(ディケイド)

久しぶりの発掘。地元のブックオフで見つけました。
去年発掘したZABADAKベストの『Pieces Of The Moon』はバラード中心だったため、アップテンポナンバーを中心に自分の好きな曲を網羅したアルバムを探していたのです。それがこの『Decade』、名前の通り十周年ベスト盤に当たります。
特に「五つの橋」「EASY GOING」などといった自分の欲しかった曲があらかた集まったことで、ZABADAKに関してはひとまず満足といったところでしょうか。民族音楽ベースのエキゾチックな拍感や、そこにシンセサイザーを混ぜていくセンスなどは今のアルバム制作にストレートに活きる滋養になりそうです。ちょっと前まではZABADAKというと民族音楽ものとして捉えていたのが、今はポップス面から作品を解体・吸収しているような…だいぶ意識が変わったような気がします。耳馴染みのない曲調であっても、摩訶不思議な歌詞が付いていても、ZABADAKは紛れもなく日本のポップスだと思えるのです。※やたら視覚効果の高い映像。間奏（3:10〜）のコーラスは圧巻


これで新居昭乃ベストを買えば以前書いた「欲しいCD」はコンプリートです。こうやって少しずつ物欲を満たしていく感覚が好きです。一辺に買ってしまうとむしろ喪失感が出てきてしまうので。