daybreak
New Album "daybreak" 2017/4/30 release


ロストオデッセイOST

久しぶりにCDを買いました。
しばらく仕事の都合で映画音楽を聴いたり、あるいは自分をニュートラルな位置に戻すために源流にあるゲーム音楽チャゲアスしか聴いてこなかったので…ここに来てようやく普通な気持ちで新しい音楽を聴きたいと思えるようになりました。調べてみたら1月の「ELP四部作」以来CDを買ってなかったようで(M3で他サークルさんのCDは買いましたが)何というか自分でも驚きでした。
同時に植松音楽を買うというのもとても久しぶりです。動画サイトで植松さんの新しい曲は多数紹介されてきているので、それを聴いて満足してしまっていたためでしょう(VoicesコンサートDVDとかブルードラゴンOSTの「封印解放」をiTunesで買ったりはしたのですが)。それこそFF7AC以来とかだと思うんですが、ここに来て欲しくなったのは昨年末の総括で書いたこととか、光田さん浜渦さんとはまた違った「生音と打ち込みの混ぜ方」を確かめてみたくなったとか、そういう理由です。動画で聴いたときの予想通り、ブックレットを見るとオーケストラからロックサウンドに至るまで幅広いミュージシャンがクレジットされています(面白いところではフォルクローレの楽器なんかもありました)。亡魂咆哮」は何度も紹介したので、今回は「闇の聖者」という曲に注目してみます(上動画)。打ち込みと生音の使い分けでメリハリが出ていると感じた例です。最初のピアノは打ち込みで、重なってくるストリングスは生音です。次に出てくるラテンパーカッションも完全な打ち込みです。この辺りで打ち込みの比率が大きいため「なんかチープだなぁ、どうして生にしなかったんだろう…」と感じる人が居ると思います。僕もその一人でした。しかし直後の盛り上がりで納得します。ストリングス、トランペット、エレキギター等の生音が入り乱れて入ってきて、猛烈に盛り上がります。最初から全て生音で作っていたらここまでは盛り上がりません。後半ではコーラス(生)も入りクライマックスを迎えます。あくまでメロディー系統に生音の豊かさを発揮してもらい、リズム系統(この曲ではピアノも含まれます)は打ち込みでまとめることによってメリハリを出しているのです。
もちろん全部生でやれたらそれも素晴らしい曲になるでしょうし、本当はそう作りたいと意図されているかもしれません。しかしサントラ全体を見回して生音と打ち込みが半々を占めていることから、全体のバランスを考えると適切な音作りではないかと思います。何よりこういう打ち込みサウンドであったり、ちょっと古いシンセを使ったりするのが植松サウンドだと思うので、FF7ACのような豪華なサウンドよりもずっと親しみやすく感じました。植松さんはFF14も担当されるとのことなので、また一歩新しい植松サウンドを提供してくれることを期待しています。