daybreak
New Album "daybreak" 2017/4/30 release


たまには思い切りゲーム音楽の話

最近アルバムリリース関連の話ばかりだったので、たまには普通の話などを。まぁ結局音楽の話ですけど(笑)。珍しく動画を多用していますので重かったらごめんなさい。

久しぶりにゲームをしています。

FF裏ベスト

サウンドトラックが「FF裏ベスト」と言われていることで有名…かもしれない時忘れの迷宮ですが、どうもサントラ未収録の曲が結構あるらしく、FF8の「Fear」(訓練施設のBGM)が流れたときは笑ってしまいました。個人的にFFは8から入ったこともあって、序盤多く聴いたこの曲は地味ながら印象に残っていたので大層ツボだったんですが、恐ろしくマイナーな狙い撃ちだなぁと。植松さんがサントラ公式サイトで「絶妙ともいえる選曲センス」と語っていることから、本人が選んだのではなくディレクターさんなどによる選曲だと思いますが…何というかスマブラの桜井さんみたいな男気を感じました(笑)。途中から出てくるチェンバロの部分が良い味を出していて好きです。

DSスピーカーは低音が出ない

DSは一応持ってはいたものの、当分ゲームをやる気が起きなかったこともあって(TOEIC対策に使ったくらい)じっくりプレイしたのは実質初めてかもしれません。移動中にはあまりやらないので、家でやる(=音楽はスピーカーから流す)ことが多いのですが…たまにイヤホンをつけてやるとベースラインの存在に気づかされて驚きます。DSスピーカーだと低音がほとんど出ないんですね。
このゲームの中ではFF5の「ダンジョン」(これはマイナーな中でもメジャーな選曲)が分かりやすい例で、ベースラインが無くなると楽曲の持ち味が半減してしまいます。この曲はパーカッションの特徴的な打ち回しが残っているのでまだ面目を保てている感がありますけど、ベースラインがメロディに匹敵するほどの存在感を放っている曲は多いわけで…DS音楽に携わる人は大変だなぁと。そういえば光田さんが「ソーマ・ブリンガー」でこんなこと(「DSが可能な最高の音質を」の項)を仰っていましたが、ここまで拘る理由が良く分かりました。

BGMが心地良い

最近J-POPを聴くことが多くなった僕ですが、元々ピアノとゲーム音楽から作曲に入ったせいかインストBGMが凄く心地良いです。特に時忘れの迷宮は一時代前のゲーム音楽が元になっているので音数が少ないシンプルな曲というのが大きいと思います。バトル曲を中心にリアレンジで分厚い音になっているものも多いですが、音数が多くなればなるほど原曲の方がいいなぁ…と思ってしまうのも事実です。
歌ものの良さを知ってしまったことで昔みたいにサントラを乱れ聴きすることは少なくなりましたが、ゲームの上で繰り広げられる世界にBGMが流れる(たとえば水の迷宮でFF5の「ダンジョン」が流れる)と古巣に戻ってきたようで妙に落ち着きます。昨年末に音楽を振り返ったときDavid Wise氏を挙げましたが、あのときも今と同じような感覚だった気がします。彼の代表作「Aquatic Ambience」(スーパードンキーコング)などを聴き返してみると、どことなく上の二曲と共通するものが感じられるのではないでしょうか。

今回僕が作った「COMFORT」も心地良いサウンドを目指しましたが、純音楽ということになるとBGMとはまたアプローチが違う気がします。大まかに言ってBGMは心地良いと言ってもゲームに合わせたテンポが感じられる曲調で、純音楽の場合はもっとルバートして聴かせるか、あるいは普通に音をたくさん重ねるかということだと思います。