ELP四部作
いろいろと作曲に追われています。最近は作曲面での発見をいくつも書いてる割に過去曲の復刻ばかりという状況でしたが、来週にも新曲(作っている曲のなかで公開できるもの)をアップできる見込みです。お楽しみに。
さて、先のプログレ記事の流れでこんなものを買ってしまいました。
- アーティスト: レイク&パーマーエマーソン
- 出版社/メーカー: ビクターエンタテインメント
- 発売日: 2008/06/25
- メディア: CD
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よりによって70年代のプログレを買うとは、自分も変わったものです(笑)。
いわゆるプログレ四天王に数えられるEL&Pの比較的後期の作品になるのでしょうか。YouTubeで観て思わずメモした「ピアノ協奏曲第1番」(作曲はキース・エマーソン)が目的でした。二枚組の中にピアノ協奏曲あり、フォークソングあり、アナログ・シンセサイザーとオーケストラの融合もありと、プログレというのは何でもありという意味なのかと思うような内容でした(良い意味で)。自分も『LIBERTY』でごちゃ混ぜなことをしてしまいましたが、巨匠が30年前に同じようなことをやっていたと考えると何となく勇気付けられます。まぁEL&Pはこのアルバム辺りを境に衰退していったようではありますが…。
キース自身によるピアノの演奏はカプースチンなどに比べればやはり聴き劣りしますが、何よりプログレ・アーティストがこんなことをやってくれてたという時点でそんな些細なことはどうでも良いです(笑)。上の動画は第三楽章のトッカータで、どうやら一番人気のある楽章のようですね。個人的には第一楽章(多分…1トラックで収録されてるので楽章のつながりが曖昧)のカデンツァもシャッフルなリズムが楽しくて好みでした。あとはカール・パーマーによる楽曲のベースラインなどを聴いてると、あぁ植松氏はこういうところから影響を受けたんだなぁ…とか思われてニヤリとなりました。
ちなみに30年前だけあってシンセの音は年代を感じさせるというか、課題でシンセの入った曲を作ったときに「音が古い」と指摘されるのはどういう音のことを言うのかが何となく分かりました。しかしこの年代では最新の音色であったわけで、誰も触れたことのないような音を追求する姿勢にはやはり多大な敬意を表したいですね。