サラウンド製作による心境の変化2

発表が終わりました。終わってみれば短かかったような長かったような、ただこのプロジェクトによって自分に起こった心境の変化を考えれば、少なくとも内容はとても濃かったように思います。
冷静に考えれば出来上がった完成版はミックスに粗も多く、音色作りもチープさが残る状態のままだったわけですが、思いのほか好意的な意見を多く頂きました。相対的に聴きやすい作品だったのもあるかもしれませんが、旋律の関連など音楽的なことや、物語のイメージに至るまでいろいろな点を褒めていただけたのは嬉しかったです（自分が気づかないようなところまで意見してくださる鋭いお客さんが多くて本当に驚きました）。あとは指摘されたミックスであるとか、想像力（サラウンドとしての音場イメージなど）をもっと鍛えていければと思います。
さて、これで作曲に追われる時期がひとまず終わったわけですが、これからどういう曲を作ろうかを常日頃考えています。生音であっても打ち込みであっても、音作りに凝ること、その音が映えるような曲（編成をシンプルにするなど）を作ること…あたりを体現したいと思っています。明日から札幌に帰るので、しばし休息を取りつつ構想を温めていきたいですね。