スタジオ演習

完成品を皆で聴く講評会。学籍番号順にやったもんだから一番最後になってしまった。トリを飾るような曲調じゃないのに。
ゲストとして某作曲家の方がいらしてコメントをくださったのだけど、現実的にあり得ない音量バランスについて指摘をいただいたのは自分でも感じていた通り。具体的にはピアノとオケの編成でピアノを活かしたいときでも、あまりピアノを目立たせすぎると少なくともホールで演奏しているような感じにはならないということ。現実的なサウンドと非現実的なそれとは両方あるわけで、要は中途半端になってはいけないということを改めて教えていただいた。あとは音楽と音響の双方の側面の話とか、自分の音楽を俯瞰する能力についてとか。言葉にすると抽象的になってしまうけど、言わんとしていることは昔より身をもって良く分かる気がする。
今学期一番身になったのはこの授業だったかもしれない。自分がどの程度のものを作れるのか立ち位置を確認できたのが大きい。とりあえず今後はもう少しミキシングに気を遣おうと思った。